誕生は1952年(昭和27年)
1952年に米国人リチャード・テュリスと東久世寿々ヨ夫妻によってレストランバー「イタリアンガーデン」が開業されました。
その後米国人ハリー・コルベットに引き継がれ連綿と続けられてきたイタリアンガーデンはその頭文字「IG」を愛称として、横浜市本牧で伝統の四角いピザを作り続けてきました。
四角いピザはイタリアンガーデンの他、リキシャルームやベニスでも供され、昭和を代表する各界の著名人がよく足を運んでいました。
現在横浜では多くの店がその食文化を引き継ぎ、メニューに四角いピザ「本牧ピザ」を採用し、発信しています。
本牧名物の四角いピザ
イタリアンガーデン初代コックは元イタリア海軍のジョー・バナティニで、火を使えない潜水艦の狭いオーブンで作るために四角くなったものがそのまま店でも供されたと伝えられていますが他にも諸説があります。
- 当時の日本にはまだピザを焼く石窯など無く、丸い耐熱皿も無く、四角い電気オーブンで焼くために自然と四角く作られた説
- リキシャルームのオーナーでイタリアンガーデン2代目のオーナーでもあったハリー・コルベット氏の次女エヴリンさんの証言では「丸くしようと思っても、どうすれば良いのかわからなかったし、そのころの業者では丸い型を造れなかったためだと、父から聞いている」という、そもそも丸く作れなかった説
webサイト「本牧グラフィティ」さんが本牧で生まれた四角いピザの歴史を詳しく調査し記事にされていますので併せてご覧ください。

【解説】本牧の四角いピザの秘密(本牧グラフィティ様)
本牧で有名な食べ物と言えば、真っ先に「四角いピザ」と答えるでしょう!
昔の有名店では、イタリアンガーデン、リキシャルームやベニスで食べられ、美空ひばり一家をはじめ、力道山、勝新太郎、石原裕次郎、石原慎太郎、三島由紀夫などの著名人がよく足を運んでいました。
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本牧ピザの定義
「本牧ピザ」を名乗るためのルール。
それは、「四角くて薄いクリスピー生地を使っていること」。ただそれだけです。
乗せる具材は自由に、気ままに。
それぞれのお店で供される本牧ピザのトッピングは、各店の個性が溢れています。
ぜひお好みの一枚を見つけてください。
次の世代に引き継ぐために
この素晴らしい食文化をよりいっそう広げることを私たちの使命として、さらに多くのお店で提供していただけるよう呼びかけ続けてまいります。
四角い本牧ピザが食べられるお店はこちらでご確認いただけます。
本牧ピザが食べられるお店はこのステッカーが目印です
またいつでもどこでも四角いピザが食べられるよう、新たに冷凍ピザの通信販売もはじめました。
通販ピザの詳細はこちらをご覧くださいませ。